ヒカキンの時計コレクション総額は?1億超えモデルと歴代の愛機を解剖
日本における動画クリエイターの頂点に君臨し続けるHIKAKIN(ヒカキン)。彼が節目ごとに公開してきた「高級腕時計の購入動画」は、単なる買い物企画の枠を大きく超え、日本のソーシャルメディア史においてエンターテインメントの到達点を示す象徴として語り継がれてきました。なかでも1本で家が建つようなハイパーピースや、1億円を投じた驚愕の衝動買いは、時計愛好家から一般層まで幅広い議論を巻き起こしています。
ネット上では「現在のコレクション総額は一体いくらに達しているのか」「動画のためのレンタルや経費計上ではないのか」といった疑問や臆測が絶えません。公式に明かされた購入記録、ヴィンテージおよびラグジュアリースポーツ市場のデータ、さらに長年彼の一挙手一投足を見守ってきたファンの実態証言から、ヒカキンが手にしてきたタイムピースの全容と、その背景にある独自の哲学を解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:公開情報に基づく歴代コレクションの購入総額は3億円を優に突破しており、現在の二次流通市場における資産価値はそれ以上の数値を誇る。
- 要点2:1億円を超えたロレックス「デイトナ レインボー」の2本買いをはじめ、パテックフィリップやオーデマピゲといった雲上三大時計ブランドの超絶コンプリケーションまで幅広く網羅している。
- 要点3:ネット上で囁かれる「動画の経費計上」や「企画用のレンタル」は税法上・運用実態から見て完全な誤解であり、自腹で購入した愛機をモチベーション維持と視聴者への夢の還元として大切に手元に残し続けている。
【総額3億円超】ヒカキンが所有する歴代時計コレクションと値段一覧
ヒカキンがこれまで動画や公の場で披露してきた高級腕時計は、ロレックスの王道モデルから独立時計師の領域に迫る超高額ピースまで多岐にわたります。初期のブレイク期からトップクリエイターへと登り詰める過程で手に入れた代表的なタイムピースを、当時の購入金額や現在の評価軸とともに整理しました。
| モデル名・ブランド | 詳細・数値データ(購入価格) | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| ロレックス デイトナ レインボー (Ref.116595RBOW 2本) | 約1億1,260万円(2本合計・2021年購入) | 定価1,000万円台からプレミアム化し、市場価格は数千万円〜数億円で推移 | YouTube界の金字塔となった伝説の買い物。フルダイヤ仕様とベゼルグラデーション仕様の2本買いは前代未聞のインパクト。 |
| オーデマ ピゲ ロイヤルオーク (トゥールビヨン エクストラシン) | 約6,000万円前後(推定市場価格) | 雲上ブランドの最高峰コンプリケーション。限られたVIPにしか割り当てられない希少作 | 単なる知名度や派手さだけでなく、時計製造の歴史的遺産ともいえるトゥールビヨン機構を選択した点に審美眼の深まりが見える。 |
| パテック フィリップ ノーチラス (Ref.5711/1Rなど) | 約1,500万〜2,000万円超(購入時推計) | 世界で最も手に入らないラグジュアリースポーツの頂点。生産終了を経てプレミア高騰が継続 | 時計界の絶対的王者。上品なローズゴールドの輝きが、クリエイターとしての円熟味とステータスを完璧に裏付ける。 |
| ロレックス デイトナ プラチナ (Ref.116506 アイスブルー) | 約800万〜1,500万円(相場変動含む) | プラチナ専用のアイスブルー文字盤。デイトナ50周年記念として登場した最高峰ライン | 重量感・希少性ともにロレックスの中でも別格。手に入れた当時、トップYouTuberとしての成功を決定づけたアイコン的存在。 |
| ロレックス コスモグラフ デイトナ (Ref.116500LN 黒・白) | 約200万〜400万円(購入時期により変動) | 世界で最も人気の高いステンレス製クロノグラフ。定価を大きく上回るプレミア価格の代名詞 | 初期から中期にかけて彼が動画内でも頻繁に愛用。高級時計の世界へ本格的に足を踏み入れた原点。 |
動画内で明確に購入が報告されたものだけでも、その投下資本は3億円以上に上ります。さらに日常的に身につけるサブマリーナーやカルティエ、記念品として保管されているモデルを含めれば、現有ラインナップの全貌はまさに「個人の枠を超えた美術館級のコレクション」と呼ぶにふさわしい陣容です。
1億円の衝撃|ロレックス「デイトナ レインボー」2本買いの真実
ヒカキンの時計ヒストリーにおいて最大のターニングポイントとなったのが、2021年8月に公開された動画です。ロレックスの宝石細工モデルにおける極致とされる「コスモグラフ デイトナ レインボー(Ref.116595RBOW)」を、なんと2本同時に購入。支払った総額は実に1億1,260万円に達し、当時のYouTube界はおろか既存のマスメディアにも衝撃が走りました。
ベゼルに36個のバゲットカットサファイアをグラデーション状に配置したモデルと、文字盤からブレスレットに至るまでダイヤモンドを敷き詰めたパヴェダイヤ仕様。このモデルは市場に出回る数自体が極めて少なく、正規店であっても世界各国のVIP顧客にしか案内されない幻のピースです。並行輸入市場では1本で5,000万〜7,000万円以上のプレミア価格が常態化していました。
当時の動画内で見せたヒカキンの所作には、単なる富の誇示ではない鬼気迫るものがありました。会計手続きを行う際、「手が震えて文字がうまく書けない」「人生で一番高い買い物、死ぬ気で仕事しないと」と吐露。10年以上にわたり毎日投稿を続け、エンタメの最前線を牽引してきた自負と、視聴者に「YouTuberという職業の夢」を極限まで見せつけたいというエンターテイナーとしての覚悟が交錯していた瞬間でした。
世界三大時計への到達|パテックフィリップとオーデマピゲに宿る審美眼
ロレックスで頂点を極めたヒカキンは、その後さらなる高みへと歩みを進めます。時計界で「世界三大時計(雲上ブランド)」と称されるパテック フィリップ(Patek Philippe)とオーデマ ピゲ(Audemars Piguet)へのアプローチです。
特に注目を集めたのが、オーデマ ピゲのアイコンであるロイヤルオークの複雑機構モデル、「トゥールビヨン エクストラシン」でした。機械式時計の三大複雑機構のひとつであるトゥールビヨンは、重力による姿勢差を相殺するために極小の脱進機全体を回転させる超絶技巧です。価格にして数千万円、修理やオーバーホールひとつをとってもスイス本社のマスターウォッチメイカーしか触れない領域の品です。
さらにパテック フィリップの「ノーチラス」を腕に巻いた姿も確認されています。ジェラルド・ジェンタが遺した名作デザインと、創業1839年以来の伝統が息づくこのピースは、成金的なギラつきを排した知性と威厳の象徴です。初期の「知名度重視のロレックス買い」から、「時計史に名を刻む工芸品への敬意」へと、コレクションの深みが芸術品収集の域へシフトしていったプロセスが読み取れます。

一般に知られていない盲点とネットの誤解
超高額な時計が動画に登場するたび、SNSやネット掲示板では決まって特定の憶測が飛び交います。しかし、税務の実情や長年の観察データに照らし合わせると、それらの多くは事実と大きく乖離しています。
最も頻繁に囁かれるのが「どうせ会社の経費で落としているのだろう」という説です。国税庁の税務調査基準において、装身具・宝飾品である高級腕時計は「事業との直接的な因果関係」を立証することが極めて困難な資産に分類されます。「動画の小道具」として主張したとしても、撮影後も私物として保有・着用できる資産である以上、原則として個人の家事関連費とみなされ、全額を損金(経費)計上することは税法上ほぼ認められません。つまり、ヒカキンは莫大な所得税や住民税を納めた後の、完全な「手取りの自腹」でこれらを購入しているのが客観的な実態です。
もうひとつの誤解が「撮影用のレンタルやプロモーションではないか」という疑惑です。高級並行輸入店での購入手続きのリアルさ、保証書への署名、さらには購入から数年が経過した現在でも、何気ない日常動画や大型特番の密着取材で同じ時計が袖口から覗いている事実が、その疑惑を完全に否定しています。彼は買った時計を転売して利ザヤを稼ぐこともせず、自室の金庫に厳重に保管し、自身の歴史として手元に残し続けています。
【実態検証】ファンの生の声と時計愛好家コミュニティが見たリアル
ヒカキンの時計購入に対して、世間はどう反応しているのか。SNSや時計専門コミュニティにおける長年の論調を分析すると、一般的なセレブリティの浪費に対する反応とは決定的に異なる力学が働いていることが分かります。
初期のデイトナ購入動画の頃は、知恵袋や5ちゃんねる等で「見せびらかし」「YouTuberの成金主義」といったネガティブな反発も散見されました。しかし、1億円のレインボー購入や世界三大時計へとコレクションが昇華するにつれ、時計愛好家(ウォッチコレクター)の間でも評価は劇的に好転しました。
時計専門フォーラムやSNSで特に称賛されているのは、「時計に対する扱いの丁寧さとリスペクト」です。手袋をはめて慎重にケースを開け、機構の美しさに純粋な少年のように目を輝かせ、決して粗暴に扱わない。傷をつけることを恐れるあまり金庫に入れっぱなしにするのではなく、生配信やここぞという仕事の現場で敬意を持って腕に巻く。その姿勢が「ただ金があるから買った人間」ではなく、「モノ作りの極致に惚れ込んだ愛好家」として、厳格な時計マニア層からも支持される決定打となりました。
【プロの結論】高級時計を人生の起爆剤にする人と破滅する人の判断基準
ヒカキンの腕時計コレクションは、心理学および行動経済学の観点からも極めて合理的な「自己投資モデル」として分析できます。彼は時計を単なる消費財ではなく、自らのセルフイメージを強制的に引き上げ、プレッシャーを成長エネルギーへと転換する装置(コミットメント・デバイス)として活用してきました。この行動様式から導き出される、高級時計の購入に向いている人と避けるべき人の境界線は以下の通りです。
▼高級時計の購入で人生を加速させられる人の条件:
- 覚悟の象徴として位置づけられる人:「この時計に見合う人間になる」「支払った分だけ仕事をやり抜く」という強烈な動機づけ(外発的プレッシャーを内発的動機へ昇華できる心理的耐性)がある。
- 資産価値の流動性を冷静に計算できる人:万が一の有事においても、ロレックスやパテックフィリップのような歴史的価値を持つ現物資産はインフレヘッジとして機能することを理解し、無謀な借入れをしない。
- タイムピースのクラフトマンシップに敬意を払える人:ブランドの威光を借りて自分を大きく見せるためではなく、職人の技術や歴史そのものを愛せる審美眼を持つ。
▼高級時計の購入で破滅しやすい人の条件(慎重になるべき人):
- 「他者承認」のためだけに身銭を切る人:SNSでのマウントや周囲への見栄を目的に購入すると、より高価なモデルを持つ他者と遭遇した瞬間に効用がゼロになり、終わりのない浪費スパイラルに陥る。
- 短期的な転売益だけを目的にローンを組む人:二次流通市場の相場は為替や世界景気、ブランドの生産調整によって急落するリスクを常に孕んでいる。生活資金を削って投機に走る行為は極めて危険。
【ヒカキンの時計】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ヒカキンが人生で初めて買った高級腕時計は何ですか?
A1:動画クリエイターとして頭角を現し始めた初期に手に入れた「ロレックス サブマリーナー デイト」や、その後ブレイクを象徴する買い物として話題を呼んだ「ロレックス デイトナ(Ref.116500LN)」が原点です。それ以前は手頃なG-SHOCKなどを愛用しており、下積み時代から段階を踏んでステップアップしていった経緯があります。
Q2:ヒカキンが所有する時計の中で、単体で最も高額なモデルは何ですか?
A2:2021年に購入したロレックス「デイトナ レインボー」のフルダイヤ仕様(Ref.116595RBOW)、あるいはオーデマ ピゲの「ロイヤルオーク トゥールビヨン エクストラシン」です。どちらも単体で5,000万〜6,000万円前後の時価を誇り、世界的なオークション級の価値を持つ頂点モデルです。
Q3:私生活や日常の動画ではどのような時計をつけていますか?
A3:自宅での企画動画やゲーム実況などでは時計を外していることも多いですが、外出時やタイアップ企画、テレビ出演などの公の場ではロレックスのデイトナやサブマリーナー、パテックフィリップなどをシーンに合わせて使い分けています。結婚・家庭生活を経た現在も、大切な節目のイベントでは歴代の愛機を腕に巻く姿が確認されています。
まとめ:夢の具現化としてのタイムピースが放つ本質的な輝き
ヒカキンが築き上げた高級腕時計コレクションは、金額の多寡だけを見れば天文学的な数字です。しかし、その根底にあるのは「新潟のスーパーで働きながら夜中に動画を編集していた青年」が、自らの才能と弛まぬ努力によって掴み取ったサクセスストーリーの足跡に他なりません。
身銭を切り、震える手で契約書にサインをし、それを世界中の視聴者と共有することで「YouTubeには夢がある」というメッセージを行動で証明し続けてきたヒカキン。彼の手首で時を刻む名機たちは、単なる贅沢品を超えて、ひとりの表現者がエンターテインメントの頂を目指し戦い続けてきた揺るぎない勲章として、これからも輝きを放ち続けます。 (出典: ヒカキンの時計(Yahoo!ニュース))