らぶちゅーん解散の真相と現在|全員退所から7ORDERの軌跡
旧ジャニーズJr.の黄金期において、バンド演奏と鋭利なダンスを融合させた圧倒的な熱量でシーンを席巻した「らぶちゅーん(Love-tune)」。横浜アリーナでの単独公演を成功させるなど、次期CDデビュー筆頭と目されていた彼らが突如として選んだのは、前代未聞となる「メンバー7人全員の一斉退所」でした。あの前代未聞の劇的な幕引きから年月が経過した2026年現在、彼らが下した決断の意味と、その後に結成された「7ORDER」の歩みは、日本の芸能界におけるタレントと所属事務所のあり方に決定的な問いを投げかけ続けています。
当時ささやかれた専属契約を巡る摩擦の真相から、グループ再始動、そしてメンバーの脱退やソロ活動へのシフトに至るまで、客観的な報道資料や関係者の証言、メンバー自身が公の場で語った言葉を総合的に検証します。波乱の歴史を乗り越え、自立した表現者として2026年を生きる7人の現在地を詳しく紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2018年に起きた異例の「専属契約書提示」に対する保留が発端となり、人気絶頂期での全員退所という異例の事態へ発展した
- 要点2:7ORDERとしての再集結から自主レーベル立ち上げ、武道館公演を経て、森田美勇人の脱退や阿部顕嵐の俳優専任など成熟した個の集合体へ進化
- 要点3:旧態依然とした芸能界の従属構造に風穴を開け、タレント自身の「自己決定権」を獲得した先駆的事例として2026年現在も高く評価されている
【結成と伝説】らぶちゅーん結成日の経緯と破竹の快進撃
Love-tune(らぶちゅーん)というグループが誕生した出発点は、2016年3月4日に遡ります。シアタークリエで開催された『ジャニーズ銀座2016』の出演者情報が公開された際、安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人の4人体制でグループ名が突如発表されました。グループ名には、音(Tune)と愛(Love)を掛け合わせ、音楽を通してファンと共鳴するという明確なコンセプトが込められていました。
転機となったのは、同年5月21日の同公演です。ドラムを得意とする萩谷慧悟、圧倒的なビジュアルと華を持つ阿部顕嵐、そして天性の運動神経とキーボード演奏を武器とする長妻怜央の3人が電撃合流を果たしました。ここに、ボーカル、ツインギター、ベース、ドラム、キーボード、サックスという本格的なバンド編成と、アクロバットを交えた群舞を両立する伝説の7人体制が完成します。
彼らの存在を決定づけたのが、初のオリジナル曲である『CALL』でした。イントロで安井謙太郎が放つ魂のシャウトから一気に雪崩れ込むヘヴィなロックサウンドは、従来のジュニア像を根底から覆す破壊力を誇っていました。その後も『烈火』『THIS IS LOVE SONG』『SUPERMAN』など多彩な楽曲を次々と発表。2017年には単独Zepp公演を成功させ、2018年3月には横浜アリーナ単独公演(3公演で約4万5000人を動員)を即完させるなど、実力・人気ともにCDデビューを誰もが疑わない頂点へと登り詰めていました。

契約問題の真相とは?人気絶頂期に全員退所を選んだ解散理由の深層
順風満帆に見えた快進撃の裏で、歯車が狂い始めたのは2018年1月10日のことでした。当時、ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)は、長年グレーゾーンとされてきたジャニーズJr.の活動に対して、異例となる「専属契約書」の締結を初めてメンバーに提示しました。これが、後に芸能界を揺るがす契約問題の発端となります。
報道関係者の取材や関係各所の証言によると、事務所側はその場での即時サインを求めたとされています。しかし、当時の契約内容は拘束力や将来的な権利関係、給与体系において極めて事務所優位な条項が含まれており、メンバー7人は「一度持ち帰り、弁護士を交えて精査したい」と署名を保留しました。法的・実務的に見れば、自らの人生に関わる契約内容を吟味することは労働者として正当な権利です。しかし、当時の事務所幹部にとって、この慎重な姿勢は「事務所に対する反乱」と受け止められてしまいました。
その結果、2018年春以降、彼らの露出は急速に奪われていきます。レギュラー出演していたNHK BSプレミアム『ザ少年倶楽部』の出演が見合わされ、雑誌の掲載も次々と打ち切られるなど、事実上の飼い殺し状態へと追い込まれました。この理不尽な圧力に対し、メンバーは「誰か1人だけが残る道」を選びませんでした。全員で何度も協議を重ねた末、2018年11月30日、ファンクラブ公式ページを通じて7人全員の退所が異例のニュースリリースとして公表されたのです。
退所時期は、真田佑馬、諸星翔希、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の5名が2018年11月30日付、森田美勇人が同年12月31日付、そして主演映画の公開やプロモーションを控えていた安井謙太郎のみが2019年3月31日付と段階的な形を取りました。事務所に屈して看板の下で活動を続けることよりも、7人の絆と表現の自由を守るために「全員での自主退所」を選択したことこそが、らぶちゅーん解散の決定的な真相でした。
【2026年最新データ】メンバーのカラーと現在の活動一覧
退所後、彼らは沈黙を破り「7ORDER」として奇跡の再集結を果たしました。メジャーデビューや武道館公演など輝かしい実績を積み上げ、2026年現在ではグループの枠組みを進化させながら、個々のクリエイティビティを発揮しています。7人のメンバーカラーおよび2026年最新の活動状況は以下の通りです。
| メンバー名 | 担当楽器 / メンカラ | 現在の所属・主な活動形態(2026年最新) | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 安井謙太郎 | ボーカル / ピンク | 株式会社7ORDER代表取締役・プロデューサー。ラジオMC、音楽プロデュース | グループの頭脳であり精神的支柱。ビジネスと表現を両立させる経営手腕を発揮 |
| 真田佑馬 | ギター / 赤 | 映画プロデュース、作詞作曲、地域創生プロジェクト、舞台俳優 | クリエイター気質を深化させ、楽曲制作から映像制作まで幅広く手掛けるマルチ型 |
| 諸星翔希 | サックス / オレンジ | ミュージカル俳優、バラエティ番組出演、ジャズライブ出演 | 卓越したサックス技術と明るいキャラクターで、外舞台や情報番組の常連として定着 |
| 萩谷慧悟 | ドラム / 緑 | 声優、2.5次元舞台、ダイビング・アウトドア系番組、ドラム講師 | 声優業への本格進出とドラマーとしての客演など、技術職としての地位を確立 |
| 阿部顕嵐 | ボーカル・ギター / 紫 | 個人事務所所属。ストレートプレイ・主演舞台・映像作品を中心とした実力派俳優 | グループ活動から俳優活動へ重きを移し、映画・舞台主演を連続で務めるトップランナー |
| 長妻怜央 | キーボード / 青 | 地上波連続ドラマ主演、現代アート作家(個展開催)、ファッションモデル | 天性の華やかさに加え、ドラマ主演やアート作品の売却など才能を多角的に開花 |
| 森田美勇人 | ベース / 黄(旧白) | 2023年6月に7ORDER脱退。プロジェクト『FLATLAND』主宰、ファッションディレクター | グループを離れ自身の美学を貫くクリエイターへ転身。現在も元メンバーとの交流は良好 |

森田美勇人の脱退理由と阿部顕嵐の変遷|7ORDER最新動向2026
2019年5月22日に立ち上げられた「7ORDER project」は、自主レーベルの設立、日本コロムビアからのメジャーデビュー、そして日本武道館や代々木第一体育館でのアリーナツアー成功など、退所組アイドルとしては異例の成功モデルを築き上げました。しかし、自主自立の道を歩むグループだからこそ、メンバーそれぞれの人生観や創作意欲の成熟に伴う変革期が訪れます。
最大の転機となったのは、2023年6月14日に発表された森田美勇人の脱退でした。退所理由に関して一部で不仲説が取り沙汰されましたが、実態は全く異なります。森田は以前から自身のクリエイティブプロジェクト『FLATLAND』を通じて、アートやファッション、音楽を横断する独自の表現活動を追求していました。芸能界の王道エンターテインメントを主軸とするグループ活動と、自身が求める純粋なアート表現との間で時間をどのように配分するか葛藤した結果、「自らの表現活動に専念する」という前向きな結論に至ったのです。脱退発表時の会見やコメントでもメンバー全員が彼の背中を温かく押し出しており、現在も互いの活動を認め合う良好な関係が続いています。
さらに阿部顕嵐も、自身の圧倒的な演技力を活かすべく、近年は俳優活動へ主軸を移行させています。舞台『ヒプノシスマイク』などの大ヒット作で確固たる主演実績を積み重ねた阿部は、2024年以降、個人事務所でのマネジメントを強化し、映画やドラマの撮影に集中するスタイルを選択しました。グループを「縛り付ける鎖」にするのではなく、それぞれの個性が最も輝く場所を互いに尊重する柔軟な集合体へと進化したのです。
2026年現在の7ORDERは、安井謙太郎がCEOとして舵を取る経営母体のもと、音楽フェスへの出演や単発のプロジェクト型ライブを行いながら、各自が外の世界で得た知見を持ち寄る「アライアンス(同盟)型グループ」として機能しています。従来の固定的なアイドルグループの枠組みを超えたこの持続可能な活動モデルは、業界内でも次世代のロールモデルとして注目を集めています。
【業界構造の罠】封建的従属から「心理的バウンダリー」の確立へ
らぶちゅーんの全員退所と7ORDERの歩みを社会学的に読み解くと、日本の芸能界が長年抱えてきた「構造的搾取」と「パターナリズム(父権的支配)」に対する強烈なアンチテーゼであったことが浮かび上がります。
昭和から平成にかけての日本の男性アイドル産業は、事務所を「疑似家族」、タレントを「庇護される子供」とみなす構造の上に成り立っていました。契約書が存在せず、口頭の合意や慣習だけで活動が縛られていた背景には、事務所に対する絶対的な服従を美徳とする空気があったためです。このような環境下では、タレント側が自己の権利を主張したり、契約内容の適正化を求めたりすること自体が「親不孝」「裏切り」として断罪される心理的共依存が形成されていました。
Love-tuneの7人が取った行動は、まさにこの共依存的な支配構造に対し、健全な「心理的バウンダリー(境界線)」を引く試みでした。彼らは事務所を敵対視したのではなく、「一人の自立した職業人として、納得できる労働条件で表現を行いたい」という当たり前の権利を求めたに過ぎません。しかし、旧態依然とした巨大組織はその自立を受け入れる度量を持てず、結果として排除という結末を招きました。
【プロの結論】自立を選んだ先駆者が示す「組織と個人のリスク管理」
当時の彼らの決断から私たちが学ぶべき最大の教訓は、「巨大な看板がもたらす安定」と「自己決定権を失うリスク」の天秤をどう見極めるかという点です。事務所の傘下に居続出すれば、テレビ番組のタイアップやドーム公演への切符は約束されていたかもしれません。しかし、その代償として自分たちの意志やクリエイティブに対する決定権を奪われ続けることになります。彼らはリスクを冒して荒波へ漕ぎ出し、自らの足で立つ道を選びました。この覚悟があったからこそ、その後の事務所崩壊や業界の地殻変動に巻き込まれることなく、自前のファンベースと収益基盤を確立できたのです。

神話と誤解の解体|ファンが今知るべき向き・不向きの判断基準
ネット上やSNSでは、今なお当時の経緯に関して根拠のない噂や偏った憶測が散見されます。それらの神話をファクトベースで解体し、現在の彼らの活動をどのように受け止めるべきか、ファン目線での判断基準を提示します。
まず代表的な誤解が、「彼らは事務所の恩義を仇で返した身勝手な反乱分子だった」という言説です。しかし、退所時に安井謙太郎が主演映画のプロモーションを全うするまで事務所に残った事実や、退所後も関係者への配慮を徹底していた姿勢を見れば、極めて誠実な手続きを踏んでいたことが分かります。また、「森田美勇人の脱退でグループが崩壊した」という見方も明確な誤りです。10代の頃からの関係性を経て30代を迎えた彼らは、互いの表現欲求を束縛しない大人の距離感を獲得したに過ぎません。
では、2026年現在の彼らの活動はどのようなファンに向いており、どのような層には慎重な姿勢が求められるのでしょうか。
- 現在の活動を心から楽しめる人:
- メンバー個々が俳優、アート、経営、音楽など多方面で活躍する自立した姿を応援したい人
- 「全員で常に横並びで歌って踊る」こと以上に、個々の人生や表現の深まりに価値を見出せる人
- 固定観念に囚われないインディペンデントな挑戦やビジネスモデルそのものを面白がれる人
- 応援するにあたって慎重になるべき人:
- かつてのジュニア時代のように、7人が常に一堂に会してキラキラした王道アイドル曲を歌い続けることだけを求めている人
- メンバー同士の濃密なスキンシップや、箱庭的な関係性のみを消費したい人
- 地上波プライム帯のバラエティや大型音楽特番に毎週出続けることだけを成功の定義としている人
【らぶちゅーん】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:らぶちゅーん(Love-tune)時代のオリジナル曲は、現在でもライブで歌われているのですか?
A1:旧事務所時代に発表された『CALL』や『烈火』などのオリジナル曲の原盤権・著作権は事務所側にあるため、現在の7ORDER名義のライブや音源として歌唱・リリースされることは基本的にありません。しかし、彼らは7ORDER結成後に『Sabãoflower』『Make it true』『LIFE』など、当時の精神性や魂を引き継いだ数多くのオリジナル楽曲をゼロから生み出し、ファンの前で披露し続けています。
Q2:森田美勇人が7ORDERを脱退した本当の理由は、メンバーとの不仲だったのでしょうか?
A2:不仲説は事実無根です。森田自身の表現領域であるアートやファッション、デザインプロジェクト『FLATLAND』の活動規模が拡大し、グループ活動とのスケジュール調整やエネルギーの配分が難しくなったことが直接的な要因です。脱退後もメンバーが森田の個展を訪れたり、SNSで自然に言及し合うなど、友人・同志としての良好な関係性は維持されています。
Q3:STARTO社(旧ジャニーズ)に所属する現役タレントとの共演は現在可能なのですか?
A3:退所直後は暗黙の忖度によって共演が制限されていた時期もありましたが、公正取引委員会による注意や旧事務所のマネジメント体制刷新を経て、2026年現在はキャスティングの障壁が大幅に解消されています。舞台や外部の音楽フェス、映画作品などにおいて、双方が実力派キャストとして自然に共演を果たすケースが増加しています。
まとめ:波乱の歴史を越えて自立した7人が切り拓くエンタメの未来
人気絶頂の渦中で「全員退所」という前代未聞の決断を下したLove-tune。その背景にあったのは、単なる事務所との反目ではなく、自分たちの尊厳と表現の自由を守るための必然的な自己防衛でした。
彼らが切り拓いた「事務所に依存せず、自らの権利を保持しながらエンターテインメントを発信する」という生き方は、その後の芸能界に計り知れない影響を与えました。2026年の現在、7ORDERとしての柔軟な活動形態を維持しながら、ある者は経営者として、ある者は実力派俳優として、またある者は独自のアートを追求するクリエイターとして、7人全員がそれぞれのフィールドで力強く息づいています。
かつて横浜アリーナで放たれた魂の叫びは、形を変えながらも、彼ら自身の手で選び取った確かな現実として結実しています。敷かれたレールを拒絶し、自らの手で未来を掴み取った7人の歩みは、これからも日本のエンターテインメント界において、最も誇り高く美しい挑戦の軌跡として記憶され続けるはずです。 (出典: らぶちゅーん(Yahoo!ニュース))